2025年乙女座日食ー欲張りに、かつ用心深く
こんにちは!かとうです。
ここ2~3日でぐっと涼しくなってきましたねー。それだけでご機嫌に過ごせる感じがします。今日次男と外を歩いていて「人間の順応力ってすごいね…」という話になりました。歩きながら「涼しい!快適~♪」と感じた今日の気温は27度。冷静に考えるとそこまで「涼しい」と言える気温ではありません。しかし、我々にとっては最早外を歩いていても快適に感じる気温なわけで。頻繁に最高気温35度を超える日々を経験して、身体が暑さにすっかり順応してしまったんだろうねという話になりました。人間には驚くべき速さで環境に慣れる力があるのだろうなと思います。この驚くべき順応力があるからこそ、環境からマインドを変えるライフハックが成り立つんだな、などと思いました。例えば部屋を掃除してすっきりさせると生活全体が上手く回り始めたりとかですね。個人的にはもうちょっと深掘りしてみたいテーマです。
1.2025年乙女座日食の天体配置の特徴
2.2025年魚座月食期(9月8日~9月21日)のレビュー
3.鑑定のお知らせ
1.2025年乙女座日食の天体配置の特徴
2025年9月22日04:54ごろ、乙女座で日食が起きました。
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2025年乙女座日食の配置の解釈
今年は乙女座で新月が2回起こります。今回の新月は2回目で、日食を伴います。乙女座ー魚座軸で月食・日食が起こったこともあり、ここから半年ほどは乙女座ー魚座的なテーマ(分析ー統合、整理ー包摂、秩序ーカオス、自律ー共生等々)が浮上しやすい期間に入っていきます。
この前のメルマガの冒頭でも書きましたが、月食は、月は光を失うものの、その代わりに周りの星々が輝きを増して見えます。一方、日食は太陽が陰って辺りがどんどん暗くなり、気温もグッと下がって世界が一変するのを体感します。そのため、古代の人にとって月食よりも日食のほうが確実に「ただならぬことが起きている」感は高かったのではと思います。占星術でも日食のほうが月食よりもインパクトが大きいと解釈されたりするのですが、このことからも古代の人がいかに日食を重大なできごとだととらえていたのか伺えますね。
今回の日食はなかなか派手な配置です。この日食は牡羊ポイントで起き、向かい合う牡羊ポイントには土星と海王星があります(※牡羊ポイントとは、柔軟宮28度から活動宮2度までを指し、天体や感受点の性質が強調される位置です)。乙女座の29度05分で太陽と月が重なっています。この太陽と月に魚座の土星がタイトにオポジションをとっています。また、牡羊座の1度にある海王星もオポジションです。
日食は、権力者の交代を意味すると言われます。現代風に解釈すると、勢力図の変化みたいな感じなのではないかと思います。その日食が土星と海王星と関わることで、世界の勢力図が難しい局面とカオティックで流動的な状況に彩られることになりそうです。
また、双子座の天王星と乙女座の金星、水瓶座の冥王星と天秤座の火星がそれぞれオーブ3度以内のスクエアを形成しています。火星と金星は、YODも含めるとトランスサタニアン天体すべてとアスペクトを取ります。(天秤座の火星を頂点とした双子座の天王星、魚座土星と牡羊座の海王星のYOD/乙女座の金星を頂点とした牡羊座の海王星、水瓶座の冥王星のYOD)。
これらの金星へのハードアスペクトは金融・資産面での波乱を、火星へのハードアスペクトは暴発的でともすれば暴力的なエネルギーを暗示します。
(外交的にイージーな時代などさしてなく、常に注意深い振る舞いが必要ではあるのですが)東京起点のホロスコープでは太陽・月は1ハウス、魚座土星と牡羊座海王星は7ハウスにあるため、マンデン占星術的には、ここから半年ほど、日本は諸外国との関係においてどうふるまうかかなり難しい見極めを迫られることになりそうです。現実的かつドライな判断でうまく立ち回りつつ、はっきりとした意志表示をすることが必要となりそうですね。
読み取れること①現状を直視することが希望につながるとき
この日食付近は、隠れていた問題が顕在化するタイミングです。これまで無理を押してきたことに無理が効かなくなったり、薄々感じていた違和感が問題として露呈したりするかもしれません。これまでのやり方や考え方を捨てて新しいものを取り入れる必要も出てきそうです。
また、望ましくない状況も直視することを求められるような期間です。どう頑張っても乗り越えられない物理的な制約を痛感したり、自分の未熟さや至らなさを突きつけられるような気持ちになるかもしれません。でも、その制約や現状を直視することで「ではどうすればいいか」「その中でも何ができるのか」という具体的なアクションが見えてくるでしょう。そうすることで、あいまいな希望的観測ではなく、現実に根差した希望を手に入れることができるはずです。
モヤモヤと不安や気がかりを抱えている状態は脳のワーキングメモリを消費します。とりあえず、モヤモヤしていることやどうにかしたいと思っていること、不安や気がかりを紙に書き出してみたり、RPGのように今後のアクションの選択肢を考えてみたりするのもおすすめです(アクションの選択肢例:増やす、減らす、やめる、始める、離れる、近づく、調べる、人に聞く…などなど)
読み取れること②欲張りに、かつ用心深く行動しよう
今回の日食はなかなか厳しい配置ですし、世界規模での情勢を見るとなかなかに楽観視しづらい状況が進行しているように感じます。それでも個人規模での生活には大小さまざまな楽しみや喜びが訪れるはずですし、だからこそ自ら生活を楽しむ意識も必要です。
また、情報をよく集め、用心深く見極めて行動することは大切ですが、必要以上に委縮してディフェンシブになってしまうと、人生で得るべき果実を得ることができません。 用心深さだけでなく、良い意味で欲張ることも必要です。そのため、欲しいものを欲しいと正直に認め、手に入れるべく用心深く行動するのが大事なのではないかと思います。
読み取れること③乙女座のエッセンスを取り入れる機会に
乙女座は奉仕のサインと言われたりしますが、その奉仕の精神は、必ずしも他者にだけ向かうとは限りません。乙女座の質を強く持つ人が自分の目標達成のために自らの労力を捧げるとき、その客観性と計画性、そして集中力により、ほぼ確実に得たいものを手にすることができるでしょう。
太陽が各サインをめぐる期間には、そのサインの要素がない人にもサインの性質を獲得できる機会が訪れます。日食は半年ほど影響がありますし、今回の日食はアセンダントも乙女座です。そのため、この日食から半年間は乙女座のエッセンスを取り入れるのにうってつけの期間となります。まず自分が何を望んでいるかを明確にしてみましょう。ドリームボードを作ってみる、とにかく紙に書き出してみるなど、方法はお好みで。そして、望みを叶えるために必要な行動を冷静に分析し、行動を積み上げていくのがおすすめです。
読み取れること④ご縁の剪定のタイミング
食から食にかけての期間とその前後1週間ほどは、ひょんなことから新たな縁が訪れ、またこれまでの縁が薄れていくという、いわばご縁の剪定のようなタイミングとなります。今回は9月8日の月食から9月22日の日食、その前後1週間なのでだいたい9月いっぱいという感じですね。
人とのご縁だけでなく、自分の関心の向く先が変わることもあり得るときです。それまで力を入れて来たことに何故かもう熱意が湧かなくなる可能性も。そんな自分に戸惑いを覚えるかもしれませんが、その分ちゃんと新しいことがらとのご縁がやってくるので大丈夫。だからこそ、無理に今までのやり方や関わり方を続けようとしないほうが良さそうです。
今まで関わりのなかった人たちとの縁ができたり、新たなお役が回ってきたりしやすいときです。想定外の出会いや役割を得て「よく分からないところに押し出されたな」と感じることもあるかもしれませんが、それが悪くない感覚なら受け入れてみてください。きっとあなたを新たな世界に連れて行ってくれるでしょう(危険そう、やばそうと感じるなら素早くUターンを)。
2.2025年魚座月食(9月8日~9月21日)のレビュー
魚座月食のあと、立て続けにいろんなことが起こっていますね。
米大学で保守活動家が撃たれ死亡、逃げ惑う学生たちhttps://www.bbc.com/japanese/articles/cgknje1elvgo
米移民当局、ジョージア州の現代自動車系工場で大規模摘発 韓国籍中心に475人拘束
https://www.bbc.com/japanese/articles/c3rvlzrgezqo
米ABCテレビ 番組休止 カーク氏殺害事件でやゆするような発言https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250919/k10014927161000.html
アメリカではいよいよトランプさん大丈夫かと思うようなできごとが立て続いています。それに触発されてなのか、時代が巻き戻っているのかと思うようなできごとも起きています。
米南部で木につるされた黒人学生の遺体、活動家らが徹底捜査要求
https://jp.reuters.com/world/us/GU4MV3TWTBNUJAXYJQP24QW2H4-2025-09-18/
(まだ真相は明らかになっていないけど、もし誰かがつるしたのなら痛ましすぎる…)
また、イスラエルの蛮行を止め和平に進めるようパレスチナを国家承認する国が増えてきました。
イギリスなどがパレスチナを国家承認 和平への機運高まるかhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20250922/k10014929221000.html
(個人的には日本もタイミングを見計らってとか言わずに早くしてくださいという気持ちがあります)
いよいよ世界の勢力図が米ソ冷戦の構図から決定的に塗り替わっていく感じがありますね。以前はアメリカ・ヨーロッパ諸国をはじめとする民主主義国家 対 ソ連・中国をはじめとする社会主義国家、みたいなある種単純な構図でしたが、これは各国の経済的成長が上昇曲線を描いている期間だからこそ有効だったのではないかと思います。
今は経済的にも頭打ちで国全体が豊かになるというよりは国内での貧富の格差が広がっているため、イデオロギーで一枚岩になれるということもなく、それぞれの国が国内外に対立軸を複数持っているような感じですよね。社会から分かりやすい指標や敵/味方、善/悪の構図が失われて複雑化したからこそ、分かりやすい仮想敵を作ってシンプルな主張を繰り返す組織が支持を集めるのかもしれません。それに加えて、気候変動の勢いが増しています。最早国同士で争っている場合でもないのでは、とも感じます。
そんな複雑化した状況の中で、2026年夏には木星以遠の天体がすべてホットサインに偏るというある意味超シンプルな星回りがやってきます。この期間に争いがさらに激化することがないと良いなと思いますし、日本もこの時期に相当うまく立ち回らないと本当に危険だなと思います。
日本国内ではこの期間自民党の総裁選の立候補者固めが終わり、22日の日食当日に候補者が確定しました。2026年の占星術的正念場に向けて、良識と知識をもって現実的な判断を下せる人がトップに立つことを切に願います。
3.鑑定のお知らせ
西洋占星術の鑑定を承っております。
10月のセッション可能な日時は以下の通りです。お申込みの際には、備考欄に下記からご都合の良い日程を2つほど挙げていただけるとありがたいです。
第1週 10月2日(木) 13:30~/20:30~
10月3日(金) 10:00~/20:30~
第2週 10月6日(月) 10:00~/13:30~/20:30
10月9日(木) 13:30~/20:30~
10月10日(金) 10:00~/13:30~
第3週 10月16日(木) 13:30~/20:30~
10月17日(金) 10:00~/13:30~/20:30~
第4週 10月20日(月) 10:00~/13:30~/20:30~
10月23日(木) 14:00~/20:30~
第5週 10月27日(月) 10:00~/13:30~/20:30~
10月30日(木) 14:00~/20:30~
上記以外の日程(土日、夕方、夜間等)もご希望に応じて調整させていただきますので、お気軽にご希望の日程をご記入ください。また、上記日程の時間を30分ずらしてスタートしてほしい等のご希望もお気軽にお伝えください。
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「<セルフワークシート>食のサイクルで人生を振り返り、6つのモードの傾向と対策を知る」noteにて販売中です。
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