2025年蟹座新月ー心が変われば(略)運命が変わる

蟹座新月のホロスコープ解釈など
かとうふみえ 2025.06.25
誰でも

こんにちはー!かとうです。いやー暑くなってきましたねー!

2025年7月5日問題(?)がYoutubeなどで盛り上がっていて、昨日はTVでも取り上げられていましたね。

個人的には7月5日当日に何かが起こるっていうのは、あんまりないんじゃないかなー…と思っています。ただ夏至の配置もなかなか激しかった(noteの記事良かったらご参照ください)し、世界情勢も揺れているので、何ごともなく、ごく平穏に過ぎていくというわけにはいかなさそうかなと思ってはおりますが。

そして、変革をもたらす天体であるとされ、約7年に1度サインを移動する天王星が牡牛座から双子座にサイン移動するのが7月7日なんですが、5日がその直前に当たることはやはり気になっています。公転周期が遅く、数年~十数年に一度しかサイン移動しない天体がサインを移動する前後のタイミングは、いつもと違うことが起きやすいとされているので。

また、著名な古典占星術師のクリス・ブレナンさんがXで言及していたように、双子座天王星期がアメリカがからむ大規模な戦争のタイミングと合致しているのも気になります。

以下は天王星が双子座に滞在していた期間とアメリカで大規模な戦争があった期間の比較です。
1774年6月~1782年4月ごろ 独立戦争(1775~1783年)
1858年6月~1866年3月ごろ 南北戦争(1861~1865年)
1941年8月~1949年7月ごろ 第二次世界大戦へのアメリカの参戦(1941~1945年)

(※天王星の期間は最初に天王星が入ったタイミングから最後に滞在したタイミングまでを記載しています。エフェメリスからざっくり拾ったものですので、月のずれがあるかもしれません。)

アメリカは独立宣言以降、90%以上の期間で何かしらの戦争または軍事介入に関与しているようなのですが、それでも過去3回の双子座天王星期間には、名前を出したら誰もが知っているような、国の未来に大きな影響を与えるような大規模な戦争が起こっているように見えます。

なぜ…?と思うのですが、いくつかの説があるアメリカの始原図(1776年7月4日の2:15、16:50、17:10など)はアセンダントかディセンダントが双子座になるものが多いみたいで、これが関係しているのかもしれないですね。1776年7月4日のチャートだと双子座に火星と天王星もありますし。

今回の双子座天王星期間は2025年7月7日から2033年5月22日までです。今既にアメリカ国内の分断がかなり激しくなってきているように思います。もしや国が複数に分裂…?とかいろいろと考えてしまいますが、何にせよなるべく平和なかたちで変化が起こると良いなと願います。

また、これはアメリカに限ったことではありませんが、つい最近(6月10日)まで、約1年の間双子座に滞在していた拡大の星・木星の影響もあってか、ここ1年ほどはAI技術の進歩がすさまじかったですよね。天王星が双子座に入ることにより、AI技術の進化には更なるブーストがかかっていき、世界全体が「これまでとは違う」世界に突入していくのではないかと思います。

前回のメルマガでもnoteの記事を紹介しましたが、来年、再来年は大きな変化の節目となるようなことが起きやすい配置もやってきます。そこまで悲観することはないですが、とはいえ既成概念を覆されることはたびたび起きそうですし、あんまり何も考えずにこれまで通りに過ごせると呑気にかまえてはいられなさそうな感じです。びっくりするようなことがあれこれと起こっても、自分の生命力や瞬発力など生きものとしての部分と、想像力や精神的な可塑性など人間としての部分を信じて、希望を持って過ごすことが大事なんでしょうね。

・・・

  今回の目次はこちらです。

1.2025年蟹座新月の天体配置の特徴
2.2025年射手座満月期(6月11日~6月24日)のレビュー
3.鑑定等のお知らせ  

1.2025年蟹座新月の天体配置の特徴

2025年6月25日19:31ごろ、蟹座で新月が起きました。

Signatureで作成

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2025年蟹座新月の配置の特徴
蟹座で太陽と月が重なり、そこにぴったりと木星が重なっています。木星はものごとを良いものも悪いものもどんどん拡大する星です。蟹座の「思いを道しるべに動いてみる」「身内思い」「良いものを取り入れる」性質が増幅していく配置です。

今回の新月の配置は結構複雑で、YOD(150度、150度、60度のアスペクトで形成される、見た目的には細長い二等辺三角形の複合アスペクト。神の指と呼ばれ、「そうせざるを得ない」流れがやってくるような、ある種宿命的な配置とされる)が3つも作られています。

1つ目は水瓶座冥王星を頂点として蟹座の太陽・月・木星、乙女座火星で形成されるYOD、2つ目は乙女座火星を頂点として水瓶座冥王星、牡羊座土星・海王星で形成されるYODです。

3つ目は東京を起点にしたチャート限定ですが、牡羊座土星・海王星を頂点として乙女座火星と蠍座のMCで形成されるYODです。この3つのYODがある関係で、掲載したチャートには五芒星が浮かび上がっていますね。

また、東京のチャートで水瓶座の冥王星は蠍座のMCときっちりスクエアです。蠍座MCと蟹座太陽・月・木星のミッドポイントに乙女座の火星が位置しています。

これまでの役割意識、所属意識、コミュニケーションの取り方を見直す契機が訪れ、変化へと強力に後押しされるタイミングとなりそうです。

読み取れること①とにかく消耗しやすいとき。リラックスタイムを意識的に取ろう
土星・海王星は引き続き牡羊座の初期度数にあり、蟹座の新月(太陽・月)と木星にタイトにスクエアを取っています。ずっと揺れている足場の上でアクションを取らなければいけないような、ある種スポーツやアクション映画の最中のような雰囲気の天体配置です。瞬発力を要求されるような、「ここぞ」というときに素早くチャンスをつかむ必要が出てくるかもしれません。

そして、起こるできごとや人々の反応に意識を向けすぎると落ち着かず不安な気持ちになり、消耗しやすいときです。ノーアスペクトの牡牛座金星は4ハウスにあります。慌ただしい毎日の中でも、「おいしい」「心地よい」など五感に意識を向けてのんびり過ごすことが必要です。星回りがイケイケ過ぎるときほど慎重さや冷静さも大事になるからです。「やるべきことも考えるべきこともたくさんあるけど、だからこそ一旦おいしいコーヒーでも飲もう(もちろんお茶でも梅ジュースでも何でも良いです)」と一息つく時間を取りましょう。落ち着かない気持ちに区切りをつけやすくなります。

読み取れること②心が変われば(略)運命が変わる
蟹座の太陽・月・木星トリオは6ハウスにあります。この蟹座天体トリオには牡羊座の土星・海王星がスクエア、乙女座の火星がセクスタイル、水瓶座冥王星がクインカンクスと、たくさんの天体が関わっています。

哲学者であり心理学者であるウィリアム・ジェームズの残した名言の中に「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」という言葉があります。この新月は、この名言の「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる」という部分をとてもしやすい配置です。

今まで習慣にしようとしたことがことごとく続かなかった人も、今回の新月では、良い習慣を作っていけそうです。というのも、「そうせざるを得ない」という外的な要因も出てきそうだからです。それでも、渋々というよりは、明るい展望をもって取り組むことができるでしょう。心に期すものを持って変化への一歩を踏み出せるときとなりそうです。

読み取れること③バタフライエフェクトの起きやすいとき
蟹座の天体トリオが多くの天体と関わり、YODも複数形成されていることから、自分のちょっとした動きがあれよあれよと注目を浴びたり、逆に人の行動に触発されて自分自身も行動しようと思ったりと、一つの小さな動きが大きなうねりにつながりやすいときです。

「自分が考えていたよりも大きな話になっていきそうで怖い」と思うことがあっても、フリーズしていられないのがこの時期の配置です。自分の気持ちを素直に周りの人に伝え、相談してみるのが良さそうです。そうすることで今後についての良い考えが浮かんでくるでしょう。

もし、「どうにも身動きがとりづらい」「何かしようと気持ちがはやるのに何もできない」と感じたら、もしかしたら今いる場所から離れる、あるいは周りの人との関わり方を変える、時間の使い方を変えるなど、何かをガラリと変えたほうが良いという合図かもしれません。これまでのやり方に見切りをつけて変わることのできるときです。

2.2025年射手座満月期(6月11日~6月24日)レビュー

先回の射手座満月にはこんな感じの配置がありました。「不動宮にも天体が4つあり、牡牛座の天王星と獅子座の火星、水瓶座の冥王星と牡牛座の金星がそれぞれスクエアを形成しています。天王星と火星のスクエアは爆発的なエネルギーを及ぼし、冥王星と金星のスクエアは金融面での波乱の可能性を暗示します。」

6月13日、イスラエルがイランを攻撃したと報じられました。
イスラエル、イランを攻撃 核関連と軍の施設が標的とhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a874a7c0029379b01fb6c26d0f820489784efcae

ちなみに、イスラエルのネタニヤフ首相とアメリカのトランプ大統領は出生図に全く同じ度数(数えで獅子座27度)の火星を持っています。この時期ちょうどそこにトランジットの火星が重なり、さらにトランジットの牡牛座天王星がスクエアになるタイミングだったので、今回の暴発的なエネルギーに煽られやすかったと言えなくもないです(こういう言い方すると運命論的な感じになるのであんまり言いたくはないけど)。

その後、アメリカがイランの核施設を攻撃し、イランとイスラエルは停戦に応じるというアクロバティックかつ謎の展開ではありますが解決に向かいそうで、とりあえずは良かったと思います。

また、ホルムズ海峡封鎖の可能性を受け、一時期は原油の価格高騰が懸念されました。
WTI先物は一時5%高、ホルムズ海峡封鎖されれば原油急騰の可能性…イラン経済に甚大な打撃も(MSNのサイト)

ですが、イランとイスラエルの停戦合意を受けて価格は急落しました。金融面は波乱があったものの、一旦持ち直した状況です。

一方、日本では石破総理がイスラエルの攻撃を非難し、日本と韓国はともにNATO会合への出席を取りやめるなど、アメリカの意向偏重でなく、独自の考えに基づいた独自の動きを取り始めているようにも見えます。

李大統領、NATO首脳会議不参加へ急旋回の理由は?…中東情勢が決定打
https://news.yahoo.co.jp/articles/a874a7c0029379b01fb6c26d0f820489784efcae

日本が米のイラン攻撃で苦慮、首相のNATO会議出席取りやめを発表
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-23/SYA5ZBT0AFB400

G7のために訪れたカナダで参加を急遽取りやめた日韓のトップが会談をしたのも、新しい関係性が生まれつつあるのを感じたできごとでした。

3.鑑定等のお知らせ   

西洋占星術の鑑定を承っております。

7月のセッション可能な日時は以下の通りです。お申込みの際には、備考欄に下記からご都合の良い日程を2つほど挙げていただけるとありがたいです。

第1週 
7月4日(金)11:00~/14:00~/20:30~     

第2週
7月7日(月)11:00~/14:00~/20:30~
7月10日(木)14:00~/20:30~ 
7月11日(金)11:00~/14:00~/20:30~  

第3週
7月17日(木)14:00~/20:30~ 
7月18日(金)20:30~   

第4週             
7月24日(木)14:00~/20:30~ 
7月25日(金)11:00~/14:00~/20:30~  

第5週             
7月31日(木)14:00~/20:30~  

上記以外の日程(土日、夜間、8月以降等)でもご希望に応じて調整いたしますので、お気軽にご希望の日程をご記入ください。また、上記日程の時間を30分ずらしてスタートしてほしい等のご希望にも柔軟に対応いたしますので、ぜひお気軽にお伝えください。

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「<セルフワークシート>食のサイクルで人生を振り返り、6つのモードの傾向と対策を知る」noteにて販売中です。

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