2024年山羊座満月ー責任感や罪悪感を手放し自分を労わる
皆さまこんばんは!占星術師のかとうふみえです。
今日は山羊座の満月(2024年6月22日 10:07ごろ)ですね。
先回の双子座新月は土星が強く関わっている配置だったのですが、
今回の山羊座満月は海王星が強く関わる配置となっています
(蟹座の太陽と山羊座の月、魚座の海王星でサインのずれたスクエア、
ミッドポイントに海王星)。
海王星の象意は「癒し」や「受容」「神秘」「許し」「夢」などを司り、
今回の満月ではその海王星が(東京のホロスコープだと)4ハウスに位置する山羊座の月と
強く関わっています。
また、満月は完了、手放しを表すことから、今回の満月は
家族や住まいに関して悩みやわだかまりが解消していくタイミングとなりそうです。
家族に関して「~しなければ」という責任感を必要以上に持っているとしたら、
その気持ちをゆるめて肩の荷を下ろし、ほっと一息つくことができそう。
また、家族の誰かに対する許せない気持ちや、
家族に対して「あのときああしていれば」という罪悪感や後悔も
ゆるゆると少しずつほどけていきそうな配置です。
「自分はいつもそのときのできる限りでがんばってきた」と過去の自分を受容することで
こういったわだかまりを手放しやすくなりそうです。
海王星はさまざまな境界線を溶かす星でもあります。
今回の満月は蟹座に天体が集まっている時期に海王星が強く作用する配置なので、
自他の境界線も揺らぎがちに。
自分から相手への要求が知らず知らずのうちに過剰になってしまうこともあるかもしれないし、
誰かから干渉されて参ったなーと思うこともあるかも。
相手の気持ちを受けとめつつも、自分はそれは同意しかねるんだよね、と
必要に応じて線を引く意識も大事かもしれないです。
もちろん困ったことばかりでなく、いつも以上に腹を割って話せる可能性もあります。
自分も相手も「そういうこともあるよね」と受容の気持ちを
多めに持って過ごすと良さそうですね。
・・・
追記(長いです):
先日の双子座新月を過ぎてから、
・鹿児島県警が押収のPCデータを削除(6/14)
・小学生を54歳男性がパパ活(買春)(6/18)
・40代警部がネットで誹謗中傷(6/19)
・環境活動家がストーンヘンジにペンキを散布(6/19)
などなど、「まさかそこまではしないだろう」や「あってはならないこと」と
これまで何となくでも社会道徳的に禁じ手だと共通認識があったことに
揺さぶりをかけてくるようなニュースを立て続けに見ました
(括弧内の数字はニュースが出た日付です)。
魚座の最終度数にある海王星と双子座の太陽がスクエア(90度)となる
18~20日にかけて、そういったニュースが多かったのが興味深いです。
また、こういったニュースが増えているのは、占星術的には
双子座に木星が移動し、
双子座の禁じ手をあえて行うトリックスター的要素に拍車がかかっているのと、
魚座土星(人の善性によって成り立ってきた「聖域」が
聖域として存在し続けることに困難を生じる)の組み合わせが
こういった既存の良識を揺さぶられるようなできごとと
連動しているのかなと感じます。
選挙ポスターに関しては世間も耳目を集められるなら手段を選ばない、
だって法律で明確には禁じられてないもんね?という事例が2つ同時に起こっていて、
炎上商法が政治の世界にも持ち込まれている点で
悪い意味で人々の関心や注目を財につなげるアテンション・エコノミーが
極まってきているなと感じます。
ちなみにアテンション・エコノミーについて調べてみたら、
すでに1960年代に、ハーバート・サイモンというノーベル経済学賞を受賞した経済学者が
「関心が通貨のように取引される」と予言していたそうなのですが、
ハーバート・サイモン氏のホロスコープを見てみると
奇しくも太陽双子座、月射手座で本当占星術って面白いな…と思いました。
「アテンション(関心、興味)」はいかにも双子座の守備範囲ぽいし
「エコノミー(経済)」も古くから「商い」が双子座領域なので。
それにしても、アメリカやイギリスでは著名人は多くの方が
出生時間が判明していて大変うらやましいです。
話がそれたので戻ります。
双子座木星と魚座土星の組み合わせは向こう1年ほど(2025年6月10日まで)続き、
魚座海王星も2025年3月30日までは魚座に滞在するので、この期間は特に
人々の良識によって守られてきた「聖域」が侵食されるような話題や
悪しきアテンション・エコノミーの流れが続くだろうと思います。
こういう事象に対してどう対峙するべきかと良識ある、とは言い切れないけど
良識を持ちたい大人の一人として考えあぐねるわけですが。
やはり対処法としては関心を引きたい相手には関心をあげない、
わざわざ取沙汰しない、話題にするとしても名前をあげずに個別性を排除する、
関心を引きたい当人でなく今後の対応策にフォーカスする…
といったところでしょうか。当人の周囲にいる人であればまた対応できることも
増えるだろうと思います。
また、「これまでどうだったか」とか「これまでこうだったからだめ」みたいな
過去の話をしても、もう起こってしまったことに関しての議論としては
たぶんあまり効果的でないのかなと思います(もちろん原因や要因を作った構造について
考えることは大事なのだと思いますが)。
「では今後どうするべきなのか」と未来へ目を向けて新しい基準を作っていく
水瓶座的要素が必要なのかなと思います。
そう考えるとしばらく水瓶座冥王星期が続くことも興味深いです。
やはり我々は新しいスタンダードを作っていく必要があるのでしょうねー。
では、また!
・・・
鑑定承っております
・・・
・本メルマガの内容のクレジットなしの転載はご遠慮ください
(「かとうふみえ」のクレジットありならシェア・転載大歓迎です。)
・このメールに返信するかたちでご感想をお書きいただけます。
Cosmic Weaver かとうふみえ
すでに登録済みの方は こちら